冒険空間

電源ゲームとミシンなどの趣味を楽しむブログです。

JGC2015「ここは、冒険者の酒場」刊行記念トークショーに行ってきました

2015年9月5日に神奈川・新横浜プリンスホテルで行われたJGC2015の、藤浪智之先生と中島鯛先生のサイン会と、「ここは、冒険者の酒場」刊行記念トークショーに行ってきました。



「ここは、冒険者の酒場」とは、ファンタジー世界の酒場を舞台に、「問い」を出し、皆でその答えを語り合うという内容の小説(?)です。
作中の問いから引用すると、
「冒険を始めたばかりだというとき、ドラゴンに出会ってしまった。最凶最悪といわれる怪物ドラゴンを相手に――いったい、どうすればいいだろうか?」
こういう問いに対して、私ならこうする、と作中のキャラクターたちが、ああだこうだと語り合う内容となっています。
ファンタジアビヨンドhttp://www.fujimishobo.co.jp/beyond/で連載された内容をまとめたものが、書籍版の「ここは、冒険者の酒場」となります。
「ここは、冒険者の酒場」は、ファンタジアビヨンドで現在も連載されていますし、全て無料で読めるので興味がある方はどうぞ。

藤浪智之先生は、私が当時、ドラゴンマガジン誌に掲載されていた、モンスターメーカーRPGのリプレイである「ウルフレンドの冒険者」を読んでから、チェックしている作家さんです。
9/3にTwitterの藤浪さんのアカウントでサイン会とトークショーの開催が告知され、それを見た私は参加しようと思いました。

トークショーは小会議室Aという小部屋で行われ、おそらく10人程が参加しました。
トークショーに登壇(というほど固いイベントではありませんが)されたのは、藤浪智之先生、挿絵を担当された中島鯛先生、佐々木亮先生、失礼ながら名前を失念してしまいましたが富士見書房の編集の方でした。イラストレーターのみかきみかこ先生もいらっしゃいました。

酒場のイベントなので飲み物が配られ、全員で乾杯をして開始となりました。


前半では、藤浪さんと編集さんによる制作の裏話、中島先生と佐々木先生による挿絵にまつわる制作秘話などのお話をされました。

後半では、来場者にいくつか質問が出されました。
参加した人数は少なかったものの、積極的に意見が出て、色々なアイデアが聞けて面白かったです。

私は気後れして発言はしなかったのですが、答えを聞くと自分で考えていたことが、答えにかすったこともあり、言ってみればよかったなと思いました。

出された中の問いの一部から、私が考えたことを書きますね。

TopiQカード4のからの

「まだ学生魔法使いにすぎない私が、ずっとレベルの高い魔術師と勝負しなければならないとき……どんな方法で「勝負」するべきでしょう?」
という問いでは、それはどういう勝負でもいいんじゃないかと思っていたら、話に聞くとやはりそうだったようです。街を良くする勝負をする、若さを利用して自分が勝てる勝負をする、という答えがあったようですね。どんな勝負でもいいなら酒の飲み比べ勝負とかでもいいということですね。そう考えると面白い答えも出せる問いだと言えますね。
私としてはFallout1でレイダーに人質を取られている状況で、レイダーの頭領と一対一の殴り合いに勝てば人質を開放してくれるイベントを思い出してしまいました。


最後の質問の

「ダンジョンの最後の部屋にいるモンスターに魔法をかけると、2倍の力で跳ね返ってくるのでどうするか」

という問題について。この問題に隠されていた情報としては、「2倍の力で跳ね返ってくるかもしれない」というものでした。
私は昔のソード・ワールド(2.0以前)に出てくる呪歌を歌ったらどうかと思いました。いい効果のある呪歌なんていいかもしれない。
まあ、それを言ったら普通に回復魔法でもかければいい気もしますが。
答えはうろ覚えですが、満腹になる錬金術のアイテムを使用して、2倍になって跳ね返るのか確かめる、だったかと思います。比較的無害な効果を利用して、結果を見るという判断ですね。満腹感が2倍というのもお腹が苦しい気もしますが…

答えは人の数だけあるでしょうから、推理するだけでなく、自分なりの答えを出すと面白いでしょうね。
今までは答えを読んでいるだけでしたが、これからは私も答えを考えてみようと思いました。

そして最後も乾杯をして終了しました。


描いていただいたサインです。



JGC会場限定の「TopiQカード005」がサイン会で配られました。
その問いは、魔王少女ネブラからの出題で

「ダンジョンのなかで、後ろからモンスターに追われている状況で、目の前にふたつの扉がある。さあ、右の扉と左の扉……おぬしは、どちらを選ぶ?  くっふっふ!」

それに付けたして(実は、どっちもワナなのじゃ)と書いてありました。
この問いはトークショーでも出されました。
この問いに、佐々木先生は、私は強い戦士なのでどちらの扉を選んでも平気!と答えました。
中島先生は、追ってくるモンスターを扉に誘導して閉じ込める、と答えました。

私なりに考えてみると、この質問は難しいですね。
恐らく他の道を選ぶ余裕はないんでしょうけど…
どういう罠が待ち受けているかわからないのが恐ろしいところですが、一つ開けて何が起こるか確認してから入るか入らないか、モンスターを扉の中におびき寄せるか考えたいところです。確認の前に罠で死んでるかもしれませんが…
私としては中島先生の答えがベターかなと思います。


今回のイベントはいい思い出になりました。