冒険空間

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Commodore64に移植されたPrince of PersiaをViceで起動してみた

ゲームレガシーさんを見ていたら、Commodore64にプリンス・オブ・ペルシャを移植した方がいらっしゃるという記事がありました。
http://blog.livedoor.jp/trakt/archives/1733158.html


移植した方直々による、C64プリンス・オブ・ペルシャのプレイ風景の動画です。1面をクリアしているので未プレイの方は注意です。



C64版の移植をした作者の方のブログを見ると、ファイルのダウンロードのリンクが貼ってありました。
なので、プレイしてみようと思いました。
プリンス・オブ・ペルシャの作者もこの移植を知っているようですし、配布されているということは、恐らく著作権絡みの問題はないのでしょう。
http://popc64.blogspot.jp/2011/10/prince-of-persia-for-commodore-64128.html



以下からC64プリンス・オブ・ペルシャをプレイするための手順です。
C64エミュレーターのViceを使用しています。
Windows10の64ビット版で確認しました。


まず以下のサイトから
http://csdb.dk/release/?id=102540

Download:とあるところから、pop.crtと、pop.d64のURLをクリックしてダウンロードします。

次にC64エミュレーターのViceを用意します。
http://vice-emu.sourceforge.net/

ViceはWindows用だけでも何種類かありますが…各自該当してそうなものを選んでください。

Viceを解凍したフォルダの中にあるx64.exeを起動します。
画面上にあるメニューの、File→Attach cartridge image→CRT imageから、先程DLした、pop.crtを選択すると、メニューが起動されます。ここでエンターキー(テンキー側でない方)を押すことでゲームのオープニングデモが始まります。


操作ですが、そのままではキャラが操作できません。

調べたら、C64では、ジョイスティックはポート2を使うことが多いらしいです。
なので、ジョイスティックのポート2の設定をします。

Settings→Joystick settingsから、Joystick port #2のすぐ下のプルダウンを選択し、Numpad+Rctrlを選んでOKを押します。
さらにSettings→Save current settingsをクリックして、設定をセーブします。

これでテンキーと右Ctrlキーで、キャラを操作することができます。OPデモも右Ctrlキーを押すことで飛ばすことができます。

テンキーでキャラを動かします。基本的なところはプレイして確認してください。
右Ctrlキーでアイテムを拾います。
右Crrl+テンキー4,6キーですり足です。
スペースキーを押すと残り時間が見られます。


Viceを起動すると、画面に横線が入っていることに気づきます。この画面の横線を削除する方法は、
Settings→Video settings→VICII Render filter→None
にすれば消えます。
おそらく当時の環境を再現しているのだと思いますが、不要な場合もあるでしょう。


遊んだことがある方はわかるかと思いますが、操作には若干、癖があります。
ダッシュジャンプの挙動は慣れが必要ですね。面白いタイミングで、ジャンプしてる感を感じます。
ステージ構成もよく練られていて、パズル要素、アクション要素ともに噛み合っていて、とても楽しいゲームだと思います。
戦闘は少し難しいですけど。

ステージ2の途中までプレイしましたが、プレイ中は若干の処理落ちがある所もあるものの、問題なくプレイできます。

私は当時のC64とApple2や海外DOSのハード性能などは、知らないので、この移植の凄さはよくわからないのが残念です。



プリンス・オブ・ペルシャは、製作者が直々にApple2版のソースコードを公開しているようなので、興味のある方はどうぞ。(2016年11月15日現在)
https://github.com/jmechner/Prince-of-Persia-Apple-II


その他参考サイト
https://www.c64-wiki.com/index.php/WinVICE
https://www.c64-wiki.com/index.php/Prince_of_Persia