その後、アニメやらラジオドラマやら色々展開してたようですが、あまり惹かれず今までチェックしないでいました。
今回機会があって、ゲーム版であるスーパーファミコンの「フォーチュン・クエスト ダイスをころがせ」を購入しました。
以下ゲームの紹介と感想を書きますね。
「フォーチュン・クエスト ダイスをころがせ」は、ジャンルとしてはボードゲームなのかな?
ダイスを振って、マップを歩きまわり、クエストを達成することでFPというポイント得て、FPが一番多い人が勝ちとなります。
最初に、参加人数(2-6人)、人間やCPUの数、クエストの数を決定して、開始となります。
登場するキャラクターは、メニューで登場するシロちゃん
プレイヤーとして選べるのは
パステル、クレイ、ノル
トラップ、キットン、ルーミィ
となります。
世界マップはこんな感じです。原作の町が出てきます。こういう位置関係だったんですね。
キャラの顔が書いてあるのが現在プレイヤーキャラがいる場所で、宝箱がクエストを請ける場所で、星がクエスト達成地点です。
プレイ風景。
プレイして目立ったのは、とにかくマップで起きるイベントのほぼ全てがマイナス効果だということです。JBの仕掛けた罠でランダムで移動させられたり、モンスターと遭遇して、じゃんけんで負けるとカードを奪われたり、当たり屋にお金を取られたり。
いい効果はお金がもらえるなど、ちょっとしかない印象です。
このゲームは意地悪な人が作ったんだろうか…と思いました。
どこかで見た、「プレイヤーに意地悪することがゲームとして面白いのではない」というコメントをこのゲームに贈りたいです。
こうしたマイナス効果イベントの一部は、町で売っているアイテムで回避できるようですが…それをいっぱい持たないといけない状況というのはやはり異常だと思いますね。
マスに止まった時のイベントはランダムっぽいです。
いい点も挙げておきます。
グラフィックは小説の挿絵の、迎夏生先生の絵の雰囲気を再現できていて○。
作中で原作ネタが散見するのも悪くないです。
音楽もほのぼの系でいいのですが、作中のシステムの印象が悪くて、意地悪さを感じる嫌な相乗効果があると思います。曲数は少ないです。
先に挙げたゲームの箱の裏面を見ると、「ダイス片手に ワナかけまくり!」って書いてあるんですよ。もうこの時点で原作を知っている人はおかしいってわかると思います。原作では主人公のパステルたちは仲の良いパーティなので。
この手のゲームつながりで、ドカポンあたりの影響を受けてるんだとは思いますが…
遊べなくはないのですが、とにかく製作者の悪意を感じながらプレイするのがきついです。
このシステムで、意地の悪さを無くしてもっともっと練りこめば面白くなったんじゃないかな。
意地の悪い構成でなければ良かったんですけどね。
以下スクリーンショットです。
シナリオ屋です。名前は失念…ゲームのシナリオを提供します。
原作の4巻で登場するJB。このゲームではマップに罠を仕掛ける嫌なやつとしか見えないのが悲しい。クソゲーしか作れない人だとは思いたくないんですけどー。
JBが罠を張った後のコメント。このゲームを体現するお言葉…
確か4巻に出てきた方だったかと。名前は失念…このあとシルエット表示されたキャラクターを答えるクイズが始まります。
シルエットクイズは原作で出てきたキャラクターが出てくるので、原作を読んでいるか、答えを暗記していないかぎりわからないでしょう。
モンスターは大方はファンタジーなのですが、世界観と関係ないものもいます。
おそらく作者の方も何故か登場…
町では買い物ができます。原作に登場したヒポちゃんやエキテルパンサーが出てきます。原作と比べると安いですね。
クエスト達成時。
まぁそれでもなんとか勝ちました。
タイトルロゴが小説と違うのも謎です。