昔のオートマッピングのない、3DダンジョンRPGをプレイするときに便利な、3Dダンジョン用マッピングツールの紹介をします。
全てフリーソフトです。
2021/11/03(水)にリンクなど一部修正。
2022/01/09(日)にPenultimateでの手書きマッピングについて追記。
スクリーンショットに書いてあるのは、Might and Magic 1のソーピガルの町のマップです。記入例として書いてあります。こちらの都合上、町の全部を書いてなくてすみません。
今回紹介するのは、
マッピングツール(仮)
D-Mapping2
Mapic
(番外)
方眼紙、方眼ノート(手書きでのマッピング)
iOSのアプリ、Penultimateを使った手書きマッピング(iPadとApplePencilが必要)
「マッピングツール(仮)」
ジオティーズの消滅により、現在は以下のサイトに存在するようです。
https://geolog.mydns.jp/3rd.geocities.jp/solarflower23/
たぶんこの記事で挙げた中で一番使いやすいです。
世界樹の迷宮の影響を受けたツールのようです。
[便利なところ]
線がひきやすい。絵を描くように線が引けます。書きやすいです。
書くフィールドが広げられる(初プレイでは書く場所がなくなりがちなのでこれは助かります)
床を塗ることができる(歩いた場所とそうでない場所の区別をつけることができる)
座標がわかる
書きたい場所にメモを挿入できる
アイコンが多い
世界樹の迷宮をやった人にはアイコンの意味がわかりやすい
ウィンドウを広げたり小さいウィンドウで使うこともできる
残念なのは、マップを回転させることができないです。床を書いてしまうと壁の視認性があまり良くないです。OSによっては動かないことがある(win7の32ビットだと動作しない、win8.1の64ビット版は動きます)、win8.1の64ビット版だとたまにエラーで落ちます。こまめに保存する必要があるでしょう。
「方眼紙マッピング」
[便利なところ]
マップの視認性がいい
右クリックで壁を消去できる
カーソルをマップの上に合わせると、壁を置く場所にガイドが表示されるので、どこに線が引かれるのかわかりやすい
マップを範囲選択し、コピーや貼り付けができる
マップの大きさを変えることができる(マップの大きさを大きくしてもマップが崩れない)
現在地を設定できる
座標の起点の設定ができる
マップがループするかの設定ができる
マップを回転できる
書いたマップを3Dで確認できる
高機能なマッピングツールです。
線は絵を描くように引くタイプではなく、クリックで配置していくタイプです。ゆっくり引けば、絵を描くように線が引けます。
壁の表現が独特なので、慣れるまでちょっとわかりにくかったです。
「D-Mapping2」
起動の際、ランタイムエラーが出る場合は、http://www.forest.impress.co.jp/library/software/xtrmruntime/ からVBランタイムをDL、インストールすれば動作します。
[便利なところ]
右クリックで壁を削除できる
壁の視認性がいい
1マップにつき100階層まで書ける
6つまで、マップをタブ別に表示できる
表示倍率をx2にして大きく見られる(このモードでは書き込みはできない)
マップサイズが変更できる
書いている途中でマップサイズを大きくしてもマップが崩れない
線は絵を描くように引くタイプではなく、クリックで配置していくタイプです。
「Mapic」
[便利なところ]
マップサイズの設定ができる
座標の位置を変えられる
線が引きやすい
プレビューでマップ内を3Dで確認することができる
線は絵を描くように引くタイプです。直線を引きやすいと思います。
しかし気になるところがあります。例えば、マップの上端に線を引くと、下端にも線が引かれてしまいます。これは困ります。
あまりマップサイズを大きくすると、スクロールするためのバーが無いので、書くことができなくなります。
マップサイズを変更すると、端に引いた線がバグって一方通行に変わります。
[番外]
「方眼紙」「方眼ノート」
80年代あたりだと、これが定番だったでしょうね。
意外と使いやすかったりします。
[便利なところ]
紙が回せる
紙のスペースが許す限り、書き込むことができる
絵を描くように線が引けるので書きやすい
全体を見て確認しやすい
3DダンジョンRPG初心者で、方向がわからなくなりがちな方は、こちらが便利です。
移動するたびに紙を回せば、方向や場所を見失いにくくなります。
ツールはマッピングに慣れた方でないと使いづらい側面もあるんですよね。
ただ、書き始めの場所によっては、書くスペースが足りなくなるのが難点。
例としてはこんな感じ↓
「iOSアプリ、Penultimateを使った手書きマッピング」
iPadとApplePencilをお持ちの方は、Penultimateを使った方法もあります。
Penultimateはノートアプリです。このアプリを使うことで、ノート代わりに文字や簡単な絵を描くことができます。
マッピングの際にはノートのテンプレートは「グラフ」がおすすめです。方眼に沿って書くことができるので。
ノートを拡大すると書きやすいです。
良い点
紙のノートがなくてもマッピングができる
絵を描くように線を引ける
iPadを回すことで、描く方向を変えることができる
微妙な点
紙のノートと比べると、腕が画面に干渉したり、ペンに癖があり若干書きづらい
iPadの重みがある
iOSアプリのEvernoteと一緒に使うことにより、Evernoteを経由して出力ができます。しかし.JPGで保存され、描いたものより画質が低くなるので、元のマップより視認性が低くなります。
ノートアプリは他にもありますが、3つほど試した結果、Penultimateが使いやすかったように思います。
「全て使ってみた感想」
マッピングツール(仮)以外のツールは、あらかじめマップの構造がわかっている状態だと書きやすいでしょう。初プレイの時など、そうでない場合は微妙かな。清書に使うことを想定しているのかなと思います。
他にもツールが存在するかもしれません、抜けがあったらすみません。