ファミコン「ウルティマ聖者への道」の紹介

ファミコンのウルティマ聖者への道は、海外でApple][等で発売された、Ultima 4: Quest of the Avatarのリメイク移植版です。

ファミコン版はいい具合に簡略化された良移植ではないかと思います。
操作系統もファミコンで操作しやすいように変更され、普通に遊びやすいRPGになっています。

それでも、既存のJRPGに慣れていると、戸惑う場面があります。

まず、ゲームを開始して、いきなり町の近くに放り出されるので、何をしたらいいかわからないと思います。

旅の目的はゲームの冒頭で提示されるものの、どこへ行くか、何をするかは自分で決めることになります。自分から能動的に動かないといけないわけですね。

操作感は一般的なRPG並の水準を保ちながら、なおかつ自由さはあまり失わずに移植されていて、いい出来だと思います。

ただ、原版とは違う点もあります。例えば、食料の概念をなくしたので食料店が削除されていたり、町にいるはずのキャラが削除されていたり、キャラとの会話の内容が限定的であったりします。私はGOGで無料で配布されているDOS版を少しだけプレイしただけなので、挙げられるのはここまでですが…

今プレイするとしたら、英語に抵抗がない方は、フリーで配布されているGOGのUltima4をプレイする方がいいんじゃないかと思います。その際にはグラフィック強化と音楽を追加するファイルを入れるといいかもしれません。その際には、Pix’s Ultima Patcherを使うと問題なくパッチを当てることができます。手動でGOGのUltima4のフォルダにファイルを追加してもエラーになることがあります。

ファミコン版も簡略で遊びやすくて面白いですけど、どうせプレイするなら要素が削られてるものよりも、原版をプレイしたほうが楽しめるんじゃないかなと。ただ、英語の古語も使われていますので、英語を読むのが難しかったらごめんなさい。

日本語のウルティマコレクションでもいいでしょうけど、今は若干高い値段で取引されているので、手に入りにくいかと思います。