冒険空間

電源ゲームとミシンなどの趣味を楽しむブログです。

ファミコン 「アルテリオス」の紹介

タイトル画面

アルテリオスはファミコン用のゲームとして1987年11月13日に発売されました。
ジャンルはRPG+シューティングというところでしょうか。
世界観は宇宙物(SF?)。
言う人によればガンシューティングらしいですが、私はその手のゲームはあまりプレイしてないのでなんとも言えません。


【ストーリー】
ストーリーは冒頭で少しだけ語られます。

簡単に言うと、ラド博士とその娘が悪の帝王サーベラーにさらわれたから助けに行ってね!というストーリーです。プレイヤーはその目的のためにサイボーグにされた戦士です。

【能力を決める】
まずは能力値を決めて、惑星にワープします。能力値は15ポイントから1能力値あたり最高5まで割り振れます。
MAX WEは惑星間の移動のために必要な能力値です。必ず1は割り振るようにしてください。

能力値振り分け


【開始直後~フィールド】
そしてフィールドに放り出されます。この最初の惑星には街もなく(回復屋は近くにありますが…)、ひたすら戦闘をしてレベルアップし、次の惑星にワープすることが目的となります。マップは迷路で、上下左右でループしているので、次の場所へ移動するワープホールを発見するまでにかなり迷うのではと思います。

敵との遭遇は当時としては珍しくシンボルエンカウント式です。赤い丸が敵です。敵はプレイヤーに向かって動きますが、慣れれば避けることは難しくないです。

フィールド


【戦闘】
戦闘は、照準のカーソルを動かして狙いを定め、Aボタンで弾を撃って敵を攻撃します。
敵からの攻撃は、丸い弾みたいなものが飛んでくるので、それに照準を合わせないようにして避けます。
ロックマン等、一般的なアクションゲームのように、こちらの動きに合わせて敵の動きが変わるタイプではなく、敵は一定のパターンによって動きます。弾の方向はこちらの動きに合わせて補正しているようです。
フィールドはある程度、広さがありますが、左右でループしています。あまり画面をスクロールしていると、思いがけない方向から弾が来て避けきれず、ダメージを負うこともあります。

戦闘


【敵のデザイン】
世界観が宇宙物なので、敵もそれっぽいデザインになっています。結構いい感じではないでしょうか。色違いで能力が異なる敵もいます。

敵リボウル


【第二の惑星へ】
次の惑星へ繋がるワープホールを見つけ、2つ目の惑星に行くと、人間や亜人の住む小惑星やコロニーがあります。ここでゲームに必要な情報が集まります。この世界からゲームが始まった方が親切だったのではとも思います。

コロニー

まだ惑星はいくつかありますが、余り書くとネタバレになるのでこの辺で。


【これからプレイする方へ】
アルテリオスを、新規の方がプレイする価値はあるか?というと悩んでしまいます。戦闘がメインなので、戦闘を楽しめるかどうかが肝だと思います。しかしアクションが得意な方には敵が弱くて眠いでしょう。
それでも興味を持った方は一度プレイするといいかもしれません。アクション面は比較的ぬるく、そんなには難易度が辛くないです。後半は能力バランスの悪い敵や、トリッキーな動きをする敵も出ますが…

興味があれば、楽しめるのではと思います。

敵や主人公のダメージの計算式は、SHIELDの数値をSTRが上回った分だけダメージが通るという、単純なものですが、まあこれはわかりやすくていいような悪いような、という感じです。ともあれクリアはできるバランスなので、興味を持った方はプレイするのも一興かと思います。


[クリアした感想]

このアルテリオスというゲームは私にとって思い出深いソフトです。子供の頃にいつの間にか私の家にあったゲームで、よくプレイしたものです。

私にとっては戦闘が面白く、繰り返し遊びました。
今になって思うと、当時としては、戦闘がアクション+シューティング(ガンシューティング?)で、斬新だったと思います。

敵の動きがこちらの動きと関係なく、決められたパターンで動いているのも、アクションが下手な自分には丁度いい難易度でした。
それに、根気よくRPGをプレイし続けるのが苦手な私には、戦闘を楽しんで、すぐにやめられるところが良かったのかもしれないです。そのせいか、最初の惑星の敵キャラのパターンは今でも覚えています。

私がアルテリオスをクリアしたのは、初めのプレイから10年ほど経ってからです。子供の頃は作中に出てくるパスワードをメモするという習慣が無かったので、クリアまで行けませんでした。その後ファミコンが壊れてしまい、しばらくファミコンに触れる機会がありませんでした。
私はアルテリオスに思い入れがあったので、またプレイしたいと思っていました。後にニューファミコンを買い、そこでパスワードのメモをとりながら地道にクリアしました。

筆者は思い出もあるし、たまにプレイするとそれなりに楽しめます。