冒険空間

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3DO AD&D ロストダンジョンの紹介と感想

ソフトは駿河屋で買いましたが、本体はエミュを使用してプレイしました。

パッケージ
3DO AD&D ロストダンジョン パッケージ

ゲーム起動後のタイトル
3DO AD&D ロストダンジョン タイトル


・概要
ロストダンジョンは、テーブルトークRPGのAD&Dのルールに則っているコンピューターRPGです。
とはいえ、私はTRPGには詳しくないのでよくわかりませんが…

説明書を見た限りでは、ストーリーは、無さそうです。ダンジョンに来た目的などは自分で考えろといったところでしょうか。

マップは3DダンジョンRPGです。FPS視点で、マップはマス目の構造です。しかし、3DダンジョンRPGのように、マス目ごとの移動ではなく、自由方向に動けます。
ダンジョンは、ランダムで作成されます。EASY~HARDの難易度ボタンを押して生成するか、自分で項目を選んでプレイできます。また、文字でコードを入力して生成することもできます。階数は10~20階までです。

3DO AD&D ロストダンジョン ダンジョン生成

ゲームはリアルタイムで進行します。プレイヤーが動いていなくても、モンスターは徘徊しています。

接近戦では、モンスターに近づいてボタンを押すことで攻撃します。一回攻撃すると、再度攻撃できるようになるまで少し間があります。
攻撃できるまでの間があるときは、何もできないので、後退して時間を稼ぐようになるでしょう。後退した先に違うモンスターが居ることもありますが。

迫り来るモンスター。結構イヤな感じです。
3DO ロストダンジョン モンスター

魔法は、シンボルや本を装備して、ボタンを押すことでメニューを開き、使う魔法を選択して使います。なので接近戦の時よりもワンテンポ以上行動が遅れることになります。難易度高いんじゃないかな。


・操作について
このゲームでは十字キーで移動なのですが、昔のゲームであるため、今となっては操作性が悪いです。
十字キー上下で前進と後退、十字キー左右で旋回なので、私はエミュレーター側で現在の基準のようにしました。Xbox360コントローラーを使って、十字キー上下は、左スティック上下に割り当てて前進と後退にしました。十字キー左右を、右スティック左右に割り当てて旋回にしました。
しかしこれだと、メニュー操作やアイテム操作のときに少々混乱することになります。まあ仕方ないでしょう。
複数のキーを設定できるJoytoKeyを使えばいいんじゃないかと思いましたが、スティックに操作を割り当てると、移動の際に勝手に旋回することが多く、とてもプレイしづらいです。


・プレイした感想
日本ではPC-9821用ソフトとして発売された、同じAD&Dのダンジョンハックと似ています。
ランダムダンジョンであり、リアルタイムであることが共通しています。
ついでに言うと、キャラグラフィックはダンジョンハックの使い回しです。
ロストダンジョンを開始してから流れる、冒頭のデモに出てくるモンスターも、海外版のダンジョンハックのパッケージに描いてあるものです。

近くにモンスターが居る場合は、モンスターの奇声が聞こえてきます。これが注意喚起にもなりますし、ダンジョンに臨場感を与えています。
モンスターはプレイヤーを発見すると、一目散にこちらに向かってきて攻撃します。そしてヒットアンドアウェイで攻撃して倒します。これも、ダンジョン内を冒険している臨場感が出ています。

戦闘は、近づいてボタンを押すだけです。攻撃した時は音だけでエフェクトがないので、わかりづらいです。攻撃が当たった時に、モンスターがやられモーションになるので、それが目安です。


マイナス点としては…
ダンジョンを一人で探索するために、戦士/クレリックにしないと休息だけでしかHP回復できないので困るだろうと思います。クラスを戦士/魔法使いなどにしないと、アイテムの効果がわからないまま、アイテムを使うことになります。これらはダンジョンハックでも困った点だったのですが、ロストダンジョンも一人旅なので解決されていません。

想像ですが、クラスが魔法使いだけのプレイも、辛いのではないでしょうか。魔法を撃つにはボタンを押して、さらにリストから魔法を選ぶ必要があるので、武器で殴るよりも攻撃が遅れるでしょう。モンスターに近づかれたらアウトですね。
まぁ慣れている方や、縛りプレイにはいいかもしれませんが。

ロストダンジョンは、ウルティマアンダーワールドのフォロワーであると思われますが、ランダムダンジョンにすることでアプローチを変えているところが良いと思います。

難易度EASYで地下4階までプレイしましたが、結構楽しめました。前述のとおり、ダンジョンを徘徊する臨場感を体験することができます。

操作性がどうにかなれば、現在でも楽しくプレイできるでしょう。実機プレイはおすすめできないですね…。


ロストダンジョンが発売されるまでのFPS視点のRPG一覧。全てではありませんが。

ダンジョンマスター 1990年(日本)1989年(海外)
ウルティマアンダーワールド 1992年(日本・海外)
レジェンドオブバロア 1993年(日本)1992年(海外)
The Elder Scrolls :Arena 1994年(海外)
ダンジョンハック 1995年3月31日(日本)1993年(海外)
ロストダンジョン 1995年1月20日(日本)Slayer 1994年(海外)

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