冒険空間

電源ゲームとミシンなどの趣味を楽しむブログです。

PC-9801シリーズの実機を使うのは素人には難しい

この記事は、PC-9801VM11で5.25インチの湿式フロッピーディスクドライブクリーナーを試した話です。


私の部屋には、以前買ったPC-9801VM11(5.25インチドライブx2機の機種)があります。
買ってすぐに、ディスクを読ませるとディスクに円状に傷がつく現象が起こっていたことに気付きました。
それからしばらく放置していたのですが、秋葉原にある家電のケンちゃんというお店で、湿式の5.25インチのディスクドライブクリーナーが売られているということを知りました。
それを使えば傷がつくドライブも復活するかも?と期待をかけてクリーナーを通販で購入しました。送料と代引き料金込みで3820円でした。(単体価格は2700円です)
それまでの、ヤフオクでのぼったくり価格と比べたら良心的だといえるでしょう。

湿式クリーナーが届いて、久しぶりにVM11を動かしてみたら、1ドライブの様子が変です。ディスクを入れてロックをかけると、ディスクが外側に出たり入ったりを繰り返し、ディスクをしばらく読んでは途中で止まり…を繰り返しています。
アクセスが止まった瞬間を見計らってディスクを取ると、ディスクの内周にへこみができて、これはもう使うことはできないだろうなと思いました。
もう一度試してみようと、別のディスクを入れたら、それだけでへこみができたので、もうダメだろうと思いました。

壊れたディスク



2ドライブの方はというと、ディスクに傷がつくものの、使うことはできました。
なのでクリーナーを試してみることにしました。
最初は、同梱されていた説明書ではクリーナーのディスクに洗浄液を5滴つけるとのことですが、多そうな気がしたので3滴程度にしました。しかし、あまり効果を感じられなかったので、指示通りに5滴つけて、もう一回掃除しなおしたら効果が出ました。

クリーナーの使い方としては、
まずMS-DOSを起動します。(別にBASICの画面でもいいかもしれませんが、私のやり方ではMS-DOSからだったので)
クリーナーディスクの円状に空いている所の下の、布が見えている部分の表側に、5滴ほど洗浄液を付けます。ディスクの表面に洗浄液がこぼれたら拭きます。
ディスクドライブに入れて30秒待ちます。dirを入力しなくてもいいようです。
30秒経ったらドライブからクリーナーディスクを抜きます。
乾くまでしばらく放置します。

以上です。
1度で効果が出なかったら、私のように2度試してみるのもいいかもしれません。


私の場合、効果が出たのは良かったのですが、1ドライブが壊れてしまったのが痛いです。2ドライブ1つだけでは大したことができないですからね。
修理する勇気も、知識も無いので、そのままです。
知識のない人にとって、実機はもう使えないかもしれませんね。
私はエミュレーターに完全に移行しようかな…とも思います。


以下からはクリーナーとは関係ない話です。

私の兄が所持しているディスクに入っていた、「つみきっと」というソフトが前々から気になっています。自己解凍形式のようですが、1ドライブでは解凍できず、起動ができませんので出所がいまいちわからず。当時少々使ってみた記憶があります。確か3Dのパーツをフィールドに置いて見て楽しむソフトだったような…



ゲームは、1ドライブで起動できるものと、2ドライブ必須のものと分かれるようですね。

最後に、ディスクドライブのアクセス音です。廃棄したらこの音も聞けなくなるんですね…。